山本 速
2009年入社/山口県出身/北九州市立大学外国語学部卒業
劣等感を克服して順調にステップアップ
私は現在、メディアマーケティング事業部でパンフレットやWEBの制作、自費・企業出版のプロデュースなどを手がけています。入社時は優秀な同期社員と自分をつい比べてしまい、劣等感を感じることも。その分、自分は何事にも謙虚に向き合おうと、周囲の誰もが先生と考えて助言を素直に聞くよう心がけました。あらゆることを吸収しようと何でも積極的に取り組みながら、順調にステップアップできていると感じています。
楽しさが苦労を上回る書籍制作が大好き
私の仕事は、営業活動や管理職としての業務、そして書籍制作に分かれますが、一番好きなのはやはり書籍制作です。私は本好きが高じて当社に入社しました。書籍制作は本という形になる仕事であり、大きなやりがいがあるものです。
もちろん大変な仕事ではありますが、それ以上に楽しさが大きいので苦に感じることはありません。今は胸を張って良い本をつくる自信があります。
最近では、地域で活躍する士業7名をドラマティックな半生とともに紹介する『HIROSHIMA士業2.0』をはじめ、4ヵ月連続で精力的に書籍を発刊。
これからも熱い気持ちをずっと持ち続けながら、本づくりに取り組んでいきたいと思っています。
アイデアをすぐ形にできるスピード感が強み
当社は地方を拠点とする出版社のため、会社としての決断の早さは大きな強みであり、中小企業だからこそチャンスは無限に広がっていると考えています。ふと思いついたアイデアをすぐに形にしやすく、スピード感やフットワークの軽さは大手企業には絶対に負けません。
私はもともとせっかちなタイプで、物事がなかなか進まないと落ち着かない性格。常にフットワークの軽い自分でありたいと考える一方、自分一人でがむしゃらに突っ走るだけでは部下の成長は見込めません。そのため、自分で済ませられる仕事をあえて部下に振り分けることも心がけるようにしています。
好きな本づくりの仕事に加えて、管理職にある者として人財育成にも今まで以上に尽力したいと考えています。
情熱で生まれた本が売り上げ1万部を達成
「広島の誰もが知っているような本をつくる!」と意気込み、『2045年、おりづるタワーにのぼる君たちへ(著:松田哲也氏)』で売り上げ1万部を達成。出版不況といわれる中で、地方の出版社ではなかなかの快挙でした。
「この人の本をつくりたい!」という情熱を原動力に、持ち込んだ企画が確かな形になって、一つの大きな手応えを感じることができました。こうした“熱さ”は忘れずにずっともち続けていたいですね。
また、『山田淳仁の戦わない経営(著:山田淳仁)』は、経営者の方による本なのですが、それまで当社ではこうしたジャンルの本の出版はあまり多くしたことがありませんでした。
今後も新たな業界の本づくりを開拓していくとともに、生産性の向上なども並行して図っていきたいと思います。
いつかは『ダ・ヴィンチ』に載るような本を
本とコミックの情報マガジン『ダ・ヴィンチ』で紹介されるような本をつくりたいですね。そのためには、東京や大阪の大手出版社のマネをしていてはダメ。どんなに格好いい本をつくろうとしても、所詮背伸びをしているようにしか見えないでしょう。地方の出版社でしかできない、エネルギーが詰まった熱量の高い本がつくりたいのです。
そんな本がヒットして『ダ・ヴィンチ』に出られたら最高ですね。そのためには、つくる本の数を増やすだけでなく、本のレベルを上げることも大切。つくる本のジャンルを今まで以上に増やし、お仕事本、さらには広島に特化した著名人を紹介する本など、構想は広がるばかりです。